導入事例
グループ会社の連結決算に伴い、内部統制が必要に
奉行V ERPの導入により、社内システムの内部統制対応を実現
穴吹エンタープライズ株式会社(香川県高松市)

- 従業員数:470名/資本金:4,000万円
香川県を中心に、ホテル事業をはじめ、多事業を展開する穴吹エンタープライズ様。大証1部上場のグループ会社における内部統制対応を機に、同社も内部統制の構築が必要となった。
今回のシステム導入では、財務会計・人事労務・販売仕入にわたる全ての基幹システムを「奉行V ERPシリーズ」へ移行。セキュリティを中心とした内部統制の構築の実現に成功した。

| グループ会社の内部統制対応により、内部統制構築の必要に迫られた。 | ネットワークなどのインフラ環境、基幹システム全体のセキュリティ強化を実現した。 | ||
| 勘定奉行VERPの機能活用により、業務処理統制への対応を実現。 |
| グループ会社の内部統制対応をきっかけに構築に着手 |

穴吹エンタープライズ株式会社
代表取締役社長
小島 英夫氏
穴吹エンタープライズ株式会社様は、1986年の会社設立以来、香川県を中心に、ホテル運営、スポーツ・健康増進事業、サービスエリア事業、公共施設を運営する指定管理者業務と、多種多様な事業を展開。全ての事業に一貫して「お客様に喜んでいただきたい」「お客様のお役に立ちたい」というおもてなしの心を経営方針とし、各事業のトータル運営により環境変化に強い安定した経営を続けている。
同社が「奉行V ERPシリーズ」の導入検討をはじめたきっかけは、大商一部上場のグループ会社の内部統制対応だった。グループ会社に続いて、連結決算の対象となる他のグループ会社全体が、足並みを揃え社内整備に取り掛かることとなった。同社では、アクセス権の見直し、ログ管理、PCログオン時のカード認証の採用などによるネットワークセキュリティの強化を中心に、インフラ環境の整備を約2年間で集中的に進めた。
基幹システムについても、内部統制への対応が必要となった。奉行V ERPシリーズの導入経緯について、システム担当 係長の廣瀬氏は次のように振り返る。「基幹システムについては、OBCの担当者から奉行V ERPシリーズであれば内部統制への対応が可能な点をご提案いただきました。以前より奉行シリーズを使っていたこともあり、同一のシステムで内部統制を構築できるのであればと、奉行V ERPを採用しました。システム変更による現場での混乱は避けたいという思いが強くありましたね。」
同社管理部では、5つのホテル運営を行うホテル事業とサービスエリア事業、公共施設管理事業の会計を取り仕切っている。その他の事業については、事業別の独立採算制を取っており、各会計担当部署が処理を行っているが、全ての会計処理に統一して「勘定奉行V ERP」の採用を決定した。
| 勘定奉行で実現できる内部統制機能 |

穴吹エンタープライズ株式会社
管理部 総務課
システム担当 係長
廣瀬 圭氏
勘定奉行V ERPシリーズは、内部統制で求められるIT統制を構築する「運用管理ツール」、業務基盤統制を構築するための、各種統制機能を標準搭載している。
強固なセキュリティと運用のしやすさを両立する「OBC Management Studio」
「OBC Management Studio」では、利用者アカウントの集中管理により、権限設定・ログ管理など、強固なセキュリティ機能を搭載。また、運用のしやすさを追及した機能と操作性により、内部統制の構築と運用とを両立している。セキュリティポリシーの徹底と管理コストの削減、不正処理・改ざんの防止など、基幹業務データの信頼性を確保できる統合的な管理機能を提供する。
同社の場合、ログイン時にカード認証を採用しているが、奉行V ERPの起動時にもカード認証と「運用管理ツール」が利用されている。しくみはこうだ。奉行V ERPの起動クリック時に、認証カードのユーザー情報と奉行V ERP上の利用者アカウント情報との照合が内部的に行われる。これらのアカウント情報がマッチングされてはじめて奉行V ERPが起動できる。
また、ログ管理についても、ログイン・ログアウトはもちろん、メニューの起動・操作ログも管理される。「ログ管理を行えるようになったことについては、日常業務として特に変化を感じることはありませんが、何か重大な問題が起こった場合に原因の確認ができるという安心感は非常に大きいですね。」と廣瀬氏は語る。
【説明図】

業務基盤統制で求められる多くの機能を標準搭載
内部統制の構築において、特に財務情報の信頼性の確保は、上場企業にとって会計上最も重要なテーマと言える。勘定奉行V ERPは「業務統制」や「会計監査」を確実に実施できる「締め機能」を実装し、実務と統制の両面に応じたシステム運用が可能だ。
締処理は「月次締め(業務締め)」と「決算締め」二段階の締めができ、月次仮締め解除後の伝票履歴の保存・レポートが出力できる機能や、決算仮締め後の変更については赤黒伝票での処理が可能な専用メニューが用意されている。決算本締め処理後は、完全な財務諸表金額データの更新ロック機能も搭載している。
同社でも導入後は締め処理機能の活用を始めている。「締め処理機能を活用することにより、従来より業務プロセスは増えていますが、作業効率は変わりなく運用できています。今後は伝票承認などの機能も使っていきたいと考えています。」

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- パスワード管理やログ管理などのセキュリティ機能の活用により、内部統制で求められるIT統制の構築を実現できた
- 会計データの締め処理機能などの活用により、業務処理統制を実現し、財務情報の信頼性確保につなげている
| 強い業務基盤を整え、次のステージへ |
今回のシステム導入について管理部部長の岡田氏は次のように評価する。「今回の内部統制対応に関して、社内のインフラも整い順調に稼動していますので、まずは成功だと評価しています。今後はこれらの導入効果を出していかなければという段階ですね。」
今後の事業展開について同社代表取締役社長の小島氏は次のように語る。「ホテル業は徐々に不況の影響が来て長引く傾向にあります。今回の不況の中でも、企業全体として安定した利益を確保できているのは、多角的に事業展開していることによる良い結果であると考えています。
好調な事業が維持できる数年間の間に、ホテル事業を建て直していくのが当面の課題だと考えています。長期的な展望としては、人材や調理スタッフの技術を活かして、高齢者に関わる事業展開にも携わっていきたいと考えています。」
穴吹エンタープライズ様は多事業展開による強い企業体を作ることで、2008年の秋以降に深刻化した不況にも大きな影響を受けることなく順調に乗り越えてきた。内部統制への対応をきっかけに、社内のインフラ整備をはじめ、財務データに対する信頼性の確保や強固な業務処理統制が実現した。企業の業務環境についても強い基盤を整えた同社。次の成長ステージに向けてさらなるシステム活用を目指す。

穴吹エンタープライズ株式会社
管理部 部長
岡田 朋之氏
| 会社名: | 穴吹エンタープライズ株式会社 |
|---|---|
| 所在地: | 香川県高松市福田町11番地1 |
| 設 立: | 昭和62年7月22日 |
| 資本金: | 4,000万円 |
| 従業員数: | 470名(パート・アルバイト190名) |
| 事業内容: | ホテル事業 スポーツ健康増進事業 サービスエリア事業 指定管理者事業 |
| URL: | http://www.anabuki-enter.jp/index.html |
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