固定資産管理から始める賢いIFRS対策 -IFRSにおける固定資産論点の現状と将来展望-
2011年7月26日(火) OBC東京支店スクールルーム
2011年7月26日(火)、オービックビジネスコンサルタント東京支店スクールルームで、OBC主催による「固定資産管理セミナー」を開催しました。
本セミナーでは、最新動向と実例を交えながら固定資産論点について解説し、多くのお客様にご参加をいただきました。
当日は、33名のお客様にご来場をいただきました。
セミナーLiveレポート
固定資産論点は、日本企業の実務との差が大きく会計処理や業務プロセス、ITシステムに大きな影響を与えると考えられており、日本基準とIFRSの差異を把握することは、IFRS導入に向けての準備を円滑に行うポイントとなります。
本セミナーでは、固定資産に関するIFRSの概要を、日本基準との比較という形式で「有形固定資産」「無形資産」「リース会計」「減損会計」と順を追ってわかりやすく説明しました。
例えば、有形固定資産については「減価償却方法」「耐用年数」「減価償却単位」「減価償却方法の変更」という基本的な差異ポイントを明確にしつつ、会計(日本基準)、税務、IFRSと3つのデータを持つことが必要となるケースなど、ITシステムへの影響度についても言及しました。
また、セミナーの最後では「資産取得」「減価償却額の計上」「再評価の計上」「資産除去債務額の見直し」など、業務分類別の実務上のポイントを表形式で確認し、早期に着手する留意項目を認識いただきました。
自社への影響度が大きそうな論点については、配布資料に赤ペンでマークを付けられるお客様や、第二部でご紹介した固定資産奉行V ERPの画面ショットをご覧になり、「早速、自社に戻って、現状システムの改修や切り替えについて、システム部門と方向性を決定していきたいと思います。」と、行動に移されるお客様もいらっしゃいました。
IFRSの中でもボリュームが大きい固定資産論点への対応危機感を肌で感じていただきながらも、早い段階で行動に移していただくきっかけとして本セミナーを活用いただけたのではないかと感じております。

公認会計士 森永 良平氏

営業本部 東日本営業本部
東京支店 主任 高尾 龍二
第二部では固定資産奉行V ERPのIFRS対応機能を、お客様が実務ベースに置き換え、より明確な対応イメージをお持ち帰りいただけるよう、資産除去債務や複数基準償却専用のデモデータを使用しながら、デモンストレーションを行いました。
参加者からは、「資料ベースではなく、実際の動きが確認できるのが良い」というお声をいただくことができましたので、今後もデモンストレーションを中心に最新機能を随時ご紹介して参りたいと考えています。
セミナー参加者の声
- セミナー終了後には、お客様から次のようなご意見をいただきました。
- ・IFRSへの対応時期など、親会社から指示があった際に迅速に対応できるよう、会計処理や業務プロセスへ大きな影響があると言われている固定資産についての知識を深めておこうと考え、参加させていただきました。
(金融・保険業/経営管理統括本部ご担当者) - ・グループで運用するために、IFRSへの対応が可能な奉行V ERP Group Management Editionを導入していますが、IFRS適用時期が延期となる可能性がでてきたので、今後、どのようにスケジュールすればよいか迷っており、今回のセミナーに参加しました。
(金融・保険業/取締役部長) - ・監査法人との個別契約までには至っていませんが、このようなセミナーを通じて専門家のアドバイスをいただけるのであれば、今後もセミナーに参加したいです。
(製造業/経理部課長代理) - ・本日はありがとうございました。このセミナーの他に、ロードマップ作成演習など実体験できるセミナーも開催されていると伺いましたので、次回はそちらのセミナーへの参加を検討したいと思います。
(卸売業/経理部課長) - ※個人情報保護の観点から、プロフィールは一部非公開とさせていただいております。

固定資産管理セミナー来場者属性
本セミナーへは、特定の業種に限らず、多くの企業様にご参加いただいています。
また、IFRS導入プロジェクトは、「フェーズ1:調査・分析」「フェーズ2:導入」「フェーズ3:維持・改善」の3つのステップで進めることとされていますが、本セミナーは、奉行シリーズをご使用中のお客様だけではなく、IFRS導入が目前の方から情報収集段階の方まで、ご参加いただいているのが特長です。
【来場者の業種】
| 業種 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| IT・情報通信業 | 8人 | 24% |
| サービス業 | 6人 | 18% |
| 金融・保険業 | 5人 | 15% |
| 製造業 | 4人 | 12% |
| 小売業 | 3人 | 9% |
| 卸売業 | 3人 | 9% |
| 運送業 | 1人 | 3% |
| 不動産業 | 1人 | 3% |
| 出版・広告 | 1人 | 3% |
| その他 | 1人 | 3% |
| 総計 | 33人 | 100% |
今回のセミナーでは、金融・保険業、サービス業、また小売業のお客様が、前回6月23日(木)の開催よりも多く来場されました。
【来場者の役職】
| 役職 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 実務担当者 | 25人 | 76% |
| 管理責任者 | 5人 | 15% |
| 経営者 | 1人 | 3% |
| その他 | 2人 | 6% |
| 総計 | 33人 | 100% |
経営企画、経理業務など、実務に携わるご担当者を中心に参加をいただきました。
奉行シリーズをご使用中のお客様に限らずご参加いただいています。 実際に、今回のセミナーでは、他社製品を使用されている方が多く来場されました。
今回のセミナーへは、情報収集段階のお客様が多いものの、自社への影響度分析を実施、従業員への教育研修を進められているお客様にもご来場をいただきました。
固定資産奉行V ERPの評価ポイント
本セミナー来場者へ、資産除去債務対応「固定資産奉行V ERP」の評価ポイントを伺いました。
本日のセミナー来場者のうち、資産除去債務へ対応したシステムの導入を検討されている全てのお客様から、「資産除去債務対応機能」への評価をいただきました。









本日のセミナーに参加いただいたお客様の中に、IFRS導入延期情報に対してどのようにスケジュールをすればよいか迷っているとのコメントがありました。
各社ごとに対応は異なると思いますが、IFRSへの取組み方針を明確にし、着々と準備を進めていくことが最善の方法であると思います。