IPOを基礎から学ぼう!
上場審査基準とはどのようなものか?

IPOコラム 第13回

第13回「」

  • IPO Compass 編集部

<ポイント>各取引所による上場審査基準には「形式要件」「実質審査基準」がある。

形式要件は、株主数や時価総額、利益の額など、上場申請をする場合に求められる要件である。
実質審査基準は、上場会社になるための適格性を審査するための実質的な基準。形式要件を満たしたうえで、この実質審査基準にパスしなければならない。


目次

1.上場審査とは

上場審査とは、企業が自社の株式の上場を申請するにあたり通過しなければならない審査をいいますが、これには2つの審査があります。1つは主幹事証券会社の引受審査部門による「引受審査」であり、もう1つは各取引所による「公開審査」です。IPO直後の会社による不祥事や下方修正を受け、昨今の審査は証券取引所も証券会社の引受審査部門も厳格化が進んでいます。
 取引所に上場申請をする前に、主幹事証券会社が、あらかじめ取引所の上場審査基準に適合しているかどうかについてあらゆる角度から厳格な審査を行い、この引受審査を通過した企業が晴れて上場申請をすることができます。IPO直後に不祥事が発生した場合には、証券会社の引き受け審査部門の責任問題にもなりかねないため、とにかく不祥事が起きないように厳格に審査したいというマインドです。そのため最近では特に審査厳格化が進んでいます。
 主幹事証券による引受審査を通過して、取引所による公開審査が承認されないケースは多くないため、引受審査をいかに対応していくかが重要なポイントになります。
 では、証券取引所による審査項目を具体的に見ていきましょう。

2.上場審査の基準である「形式要件」と「実質審査基準」

上場審査の基準には「形式要件」と「実質審査基準」があります。形式要件は、株主数や時価総額、利益の額など、上場申請をする場合に求められる要件であり、申請会社(IPOする会社。以下同様)が上場申請時などに提出する資料により確認されます。また、実質審査基準は、上場会社になるための適格性を審査するための実質的な基準であり、形式要件を満たしたうえで、この実質審査基準にパスしなければなりません。実質審査基準は形式要件に比べ、金額や数値などの明確な尺度があるわけではなく、申請会社が安定的・継続的に収益性を維持し、適切な管理体制を構築し、将来を見通した経営が適切に行われているかなどを、質的な側面から審査する基準であり、書類審査だけではなくヒアリングや実地調査などで確認がされます。

3.マザーズ、JASDAQ、東京証券取引所本則市場の「形式要件」と「実質要件」

 東京証券取引所のマザーズ市場とJASDAQ(スタンダード)市場、本則市場の「形式要件」と「実質審査基準」は以下です。(2018年11月7日現在、東京証券取引所HPより抜粋)詳しくは、東京証券取引所ホームページをご覧ください。

以上

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