EOS(Electronic Ordering System)

このエントリーをはてなブックマークに追加
EOS(Electronic Ordering System) とは

OBC360°用語集

EOSとは、ネットワークを利用して発注をする電子受発注システムのことをいいます。
発注者はタブレットなどを持ち、陳列棚や倉庫などを回りながら発注の数量を決定・入力します。すると、情報はホストコンピュータを経由してそのまま卸やメーカーに送られ、発注(受注)が完了します。
もともと、受発注作業を正確かつ効率よく行うための「企業間のオンライン受発注システム」ですが、現在は在庫切れ・過剰在庫を防ぐ意味でも幅広く活用されています。

<EOSのシステムフロー>

EOSを導入すれば、以下のように業務の効率化が可能になります。

  1. ① 手書きの伝票などを使い、電話やFAX、対面で行っていた発注業務を、複数の相手先に発注データを自動送信できる。(発注業務の省力化)
  2. ② 受発注業務のスピードアップが図れ、納品までのリードタイムの短縮ができる。
  3. ③ 発注業務が簡単になることで多頻度発注がしやすくなり、在庫の適正化が実現できる。
  4. ④ 在庫管理システムとの連動で、リアルタイムな在庫数から自動発注処理を行い、欠品を防ぐことができる。
  5. ⑤ POSとの連動で、商品ごとの売上や情報も一元的に管理することができる。(本部も把握しやすい)

ただし、EOS導入にあたっては、本部・支店・取引先間で商品コードや取引先コード、データ送信フォーマットなどの規格をあらかじめ設定・共有しておく必要があります。

EOSは、1970年代から主に小売業と卸売業の間で導入されはじめましたが、当時はデータ形式やコード体系、データ交換手順が標準化されていませんでした。このため、受注側は取引先ごとに異なるシステムや業務手順に対応する必要があり、EOSを導入できたのは取引量の多い量販店や大手チェーンストアなど小売流通業が中心となりました。

その後、EOSはEDI(Electronic Data Interchange)の仕組みの一部として組み込まれ、受発注でだけでなく出荷や納品、請求、支払いまで一括で行うことができるシステムへと進化していきます。