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今さら聞けない!会計システムをクラウド化するメリットとは!?

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今さら聞けない!会計システムをクラウド化するメリットとは!?

近年、さまざまな場面で耳にするようになった「クラウド」という言葉。何だか漠然としていてよくわからないという方も多いでしょう。クラウドとは、ネットワークの向こう側に存在するサーバーやストレージ、OS、ソフトウェアなどを必要な時に必要なだけ利用できる仕組み。クラウド上で情報を管理することで、場所を選ばずにさまざまな業務が行え、ソフトウェアの初期導入費用が大きく抑えられることから、導入する企業が増えています。今回は、会計システムをクラウド化するとどんなメリットがあるのか、探ってみましょう。

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目次

  日本国内企業のクラウド対応は年を追うごとに増加

日本国内企業のクラウド対応は年を追うごとに増加

まず、日本ではどのくらいの企業がクラウドを利用しているのかを見てみましょう。総務省の2016年の調査によると、前年と比べて「一部の事業所または部門で利用している」と答えた企業の割合は変わりませんが、「全社的に利用している」という企業が5%以上増加。会社を挙げてクラウド化に取り組んでいる企業の比率が大きく伸びたことがわかります。

国内におけるクラウドサービスの利用状況
国内におけるクラウドサービスの利用状況

会計システムのクラウド化によりもたらされるメリット

このように年々社会に浸透してきているクラウドですが、クラウド化に取り組む企業の中には、会計システムをクラウド化するケースも増加してきています。では、会計システムに利用することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは一般的なクラウド会計サービスのメリットをご紹介しましょう。

初期導入コストを抑えて導入できる
会計システムを導入するには、一般的にソフトウェア購入のための費用がかかります。複数拠点での導入になると、サーバーの購入、環境構築にもコストがかかり、利用する前から大きな出費が必要となります。その点、クラウド会計サービスであれば、パソコンとインターネット環境を用意するだけで容易に導入でき、月額・年額利用料で初期導入コストを大きく抑えて導入できます。
会社の経営状況がリアルタイムに把握できる
取引入力したら、すぐに会計帳票を見ることができます。税理士の帳票作成待ちといったタイムラグなく、リアルタイムに会社の経営状況を把握することができます。
時間や場所を選ばず、会計処理ができる
クラウドなので、会社にいなくても、いつでも会計処理ができます。忙しい経営者やマネージャーが外出先で会計データを参照したり、在宅勤務といった新しい働き方にも対応できます。
銀行口座など外部データと連携し、入力削減
銀行の入出金明細データを連携して、仕訳入力を自動化できます。また領収書など証憑を取り込んで簡単に取引入力したり、外部データと連携することで取引入力の手間を削減することができます。
会計士・税理士とつながって、一緒に使える
会計士・税理士の先生と共有することで、同じ画面を見ながら質問したり、経営に関するアドバイスを受けたりすることができます。ちょっとした疑問や不安も、クラウドを通してコミュニケーションすることで迅速に解決できます。
常に最新のプログラムで快適・安心
消費税改正といった制度改正や,OSの変化など、あらゆる環境変化が起きても、利用するのは常に最新のプログラムのため、いつでも安心・快適に会計業務を行うことができます。万が一パソコンが壊れても、パソコンを買い替えるだけですぐに利用できます。
データ保全もばっちり
データはクラウド上で安全に保管されます。災害などの緊急事態にもデータは守られるため、BPC対策になります。

このように、クラウドならではのリアルタイムなデータ連携により、経理業務が効率化でき、低コストで導入できることが、会計システムのクラウド化のメリットだといえるでしょう。

会計システムのクラウド化のメリット

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クラウド化、こんな不安や疑問はありませんか?

上でご紹介したように、数々のメリットからクラウド会計サービスを導入する企業が増えているとはいえ、導入するにあたっては不安をお持ちの方も多いでしょう。ここでよくある不安や疑問にお答えします。

よくある不安や疑問にお答え

クラウドはセキュリティ面が心配…

クラウドに関して最も多く挙がる不安はセキュリティ面のこと。クラウド会計サービスを提供しているさまざまな企業のサイトを見ると、必ずといっていいほどセキュリティについての記載があり、各企業ともに強固なセキュリティと監視体制を心がけていることが伺えます。とはいえ、クラウドサービス提供企業によってセキュリティの強固さの度合いには差があるもの。クラウド会計サービスの導入を検討される場合は、セキュリティ面について十分な確認が必要だといえるでしょう。

「簿記の知識がなくても使える」は本当?

クラウド会計サービスのサイトでよく謳われているのが、「簿記の知識がなくても使える」などという説明。実際のところは、決算処理をはじめとする簿記の専門知識を必要とする要素があるため、まったく簿記の知識がなくても使いこなせる、と言い切ることは難しいのが現状です。とはいえ、銀行口座をはじめ、さまざまなサービスと連携することで取引入力の自動化は進んでいるので、将来的には、AIの進化や電子マネー化などにより、完全な自動化が実現する可能性にも期待できるでしょう。

クラウド会計サービスは、「動作が遅い」と聞きますが…

確かに、多くのクラウド会計サービスは、常にブラウザ上で操作や処理を行うため、数値を打ち込むスピードに処理が追いつけず、経理処理に長けた担当者が操作を行う場合には動作が遅いと感じることが多いようです。こうした課題を克服し、ブラウザ型のクラウド会計サービスを上回る操作感、処理スピードを実現したのが、Windowsアプリ型のクラウド会計サービス。アプリで処理を行い、順次クラウドにデータをアップロードする仕組みのため、サクサク処理できるのが特徴です。

会計システムをクラウド化することによるメリットがおわかりいただけたでしょうか。一口に「クラウド会計サービス」といっても、メーカーや商品によりさまざまなサービスが提供されているので、ここでご紹介したようなメリットをしっかり網羅したシステムを選ぶことが大切です。クラウドは今後も変化し続ける会計業務にとって、欠かせない効率アップの手段になっていくことでしょう。

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