導入事例

秋田空港ターミナルビル株式会社

  • 卸売業
  • 小売業
  • 商奉行・蔵奉行とハンディPOSの連動で平均客単価を200円アップ
    基幹業務の見直しが機会損失を防ぐ
    所在地
    秋田県秋田市
    空港内で直営の土産販売店を運営する秋田空港ターミナルビルでは、搭乗客の減少などにより売上げが伸び悩んでいた。将来的な危機感を抱いた同社は、客単価アップを目指し、商奉行・蔵奉行とハンディPOSの導入を決断した。

    課題と効果

    課題
    1. 販売員が、在庫確認などの作業に追われ、本来の接客業に集中できなかった。
    2. 販売履歴が蓄積されていないため、売れ筋情報が正確につかめず、発注はカンに頼らざるを得なかった。
    3. 欠品が発生しても、販売履歴データがないため、その原因を究明したり、対策を講じることが困難。
    4. 欠品や過剰在庫による販売機会ロス、廃棄ロスといった問題を抱えていた。
    効果
    1. ハンディPOSと商奉行・蔵奉行により、販売履歴データの蓄積が実現。
    2. 販売員がハンディターミナルで在庫、販売履歴を確認し、その場で発注数量を打ち込めるようになった。
    3. 売れ筋商品を、販売履歴データ等の裏付けに基づいて発注することが可能に。
    4. 売上集計表や月次売上推移表、前年同月対比表などを手軽に出力し、資料として活用。

    導入前の課題

    空港利用者の減少による売上確保・アップを模索
    在庫管理、商品管理に追われ、接客対応も不十分になっていた

    • 秋田空港ターミナルビル
      株式会社
      直営部 副部長
      大渕 一也 氏

    当社の業務において国内販売はもはや事業の中核。ただ、近年は売上げが伸び悩んでいます。原因のひとつは、秋田空港の年間搭乗者数の減少。ここ数年は130万人前後で推移し、ピークだった1996(平成8)年の142万人の約9割にまで落ち込んでいます。

    また、搭乗手続きの簡素化による空港滞在時間の減少、取引先に手土産を持参する商慣習の希薄化なども少なからず影響しています。こうした中、当社では売上げアップを図るための有効策として、客単価の向上を目標に掲げました。

    客単価を上げるためには、一人ひとりのお客様に販売員が可能な限りマンツーマンで接客し、各商品に込められた生産者のこだわりや思いなど、商品の魅力を丁寧に伝え、購買意欲を掻き立てることが重要。売れ筋商品にスピーディーに切り替えながら、欠品などによる機会損失を防ぐことも必要です。

    しかし、従来の販売体制では、それを実現することは物理的に不可能。国内販売向けには常時10人強の販売員を配置していたものの、倉庫に在庫を確認しに行ったり、発注書を事務室のFAX機で流しに行くなど、その半数が店舗から離れていることも少なくありませんでした。それに売れ筋商品の情報がないため、発注は販売員や発注責任者の経験とカンが頼り。販売履歴データも存在しないため、欠品が発生してもその原因を究明したり、対策を講じることも困難でした。

    選定ポイント

    ハンディPOSとの連携で在庫状況を瞬時に把握
    業務を効率化し、接客品質を高める

    そこで、当社ではシステムを抜本的に見直し、新しいPOSシステムの導入を2006(平成18)年3月から開始。そのシステムの中心的な役割を果たすのが、フロントエンドではハンディPOS。バックエンドでは、販売管理システムとして商奉行、仕入・在庫管理システムとして蔵奉行の両パッケージソフトを選択しました。

    ハンディPOSは、POS端末10台とハンディターミナル10台で構成されるシステム。ハンディターミナルは携帯できる小型の端末で、商品のバーコードをなぞると精算することができます。各販売員がいわば「レジを背負って」機動的に1対1の接客ができるわけです。さらに、バーコードをなぞり、液晶画面に商奉行・蔵奉行に保存されている商品在庫、販売履歴などのデータを表示することも可能。販売員は画面でデータを確認し、その場で発注数量を打ち込みすることができます。打ち込んだデータはネットワーク経由で瞬時に商奉行・蔵奉行に反映され、それを発注担当者がチェックしFAXで仕入先に発注されます。こうして、発注業務はほぼ自動化されるので、販売員は、在庫の目視や面倒な発注作業から開放され、その時間を接客に当てられます。

    システムフロー図
    システムのポイント
    1. ハンディーターミナルでの売上・在庫管理により、店員は接客に集中
    2. 在庫状況はハンディータミナルでリアルタイムに確認
    3. 売れ筋商品をリアルタイムで確認でき、仕入先とのデータ共有を実現

    導入効果と今後の展望

    売れ筋を把握したマンツーマン接客で平均客単価200円アップ

    商奉行・蔵奉行の導入により、販売履歴などのデータが簡単な操作で参照できるようになったのも大きなメリットです。各商品の月別の売上推移などを分析し、売れ筋商品を販売員の経験やカンに頼ることなく、データの裏付けに基づいて発注することができます。実際にあるメーカーから10アイテムを仕入れていましたが、売れ筋を見て5アイテムに絞れたというケースもあります。

    データはネットワーク化された各クライアントPCで、いつでも確認可能。売上データのチェックはほぼ日常的な作業になっています。さらに売上集計表や月次売上推移表、前年同月対比表などは手軽に出力し、販売員とのミーティングなどの資料として活用しています。

    新しいシステムにより、発注・仕入れ・販売業務は目に見えて効率化。販売員が商品棚を目視し、必要な数だけ発注できるので、無駄な商品在庫を持たなくて済みます。

    また、売れ筋商品に絞った結果、空いた棚を他の新商品などの陳列に活用できるようにもなりました。在庫削減、欠品削減、商品の回転率アップといった成果に着実に結びついています。

    一方で、マンツーマン接客が実現し、フロアの雰囲気が「売場」というより、お客様が何かを買いたくなる「買場」になったことも大きい効果です。その結果、目標とした客単価の向上も、業界の平均客単価が1500円前後という中で、例年対比200円アップを達成しました。

    今後は、各商品のプロフィール情報をデータベース化し、販売員が接客時にハンディターミナルでチェックし接客に活用できるような仕組みを取り入れていきます。また、商奉行・蔵奉行のデータを活かした、売れ筋商品情報の提供など、メーカーへのコンサルティング業務にもより一層注力し、さらなる売上拡大につなげていきたいと考えています。

    本例での導入製品はこちら

    • 商奉行
    • 蔵奉行
    • 勘定奉行
    • TERAOKA POSシステム

    会社概要

    会社名
    秋田空港ターミナルビル株式会社
    所在地
    秋田県秋田市雄和椿川字山籠49
    設立日
    昭和53年11月10日
    資本金
    7億5千万円
    事業内容
    空港ターミナルビル及び付帯施設の賃貸業、ビル内売店(国内・免税)及びレストラン、カフェの直営事業、広告事業
    URL
    http://www.akita-airport.com

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